社長インタビュー       

「むらい萬香園」の村井元治さん

『日本一のこだわりの味です!』

Q.創業及び沿革は?
A.明治42年です。お茶屋は基本的に祖母がやっていたそうで、祖父は茶道具の販売や、弟子を取って忍者塾のようなものを開くなど、趣味に走っていた人でした。弓道も有段の腕で、その練習のためにお城の下に勝手に弓道場を作ったそうです。それがそのまま上野高校の弓道場になったそうです。父も警察官で、お茶屋は母がやっていました。男でお茶屋をしたのは、実質私が初めてです。
Q.店内に和風喫茶を併設した理由は?
A.抹茶ソフトを始めたのがきっかけです。ただ、買ってもらうのではなく、お店で食べてもらおうと思ったので、思い切って店と家の壁をぶち抜いて、喫茶室にしたのです。そのうち、お客さんに夏は氷を食べたいと言われ、緑茶シャーベットを始め、その後もどんどんメニューが増えていきました。最近人気なのは「まきびしソフト」です。これは、ソフトクリームにひしの実を混ぜ込んでいるのですが、ひしの実を砕くのに手間がかかり、常備できないのが欠点です。
Q.マスコミによく取り上げられていますが?
A.緑茶シャーベットを始めてから取材が増えました。それまで、紅茶シャーベットはあったらしいのですが、緑茶シャーベットというのはなく、弊店が先駆けだったようです。そのため、マスコミに取り上げられるようになり、地元だけでなく、他の地方にも知られるようになりました。
Q.こだわりは何ですか?
A.弊店の抹茶ソフトや緑茶シャーベットに使っている抹茶は、普通抹茶ソフトに使う加工用抹茶と比べて、7ランク上のものを使っています。なぜかというと、抹茶ソフトを始める時に、東は東京、西は神戸までの、おいしいと言われる抹茶ソフトをかなり食べ歩きましたが、クリームの味に隠れて抹茶の風味を感じられませんでした。それは抹茶の量が少ないことと、抹茶の質が悪いからだと思いました。それに、いろいろ研究した結果、一般の人が抹茶の風味を感じられるのが、加工用抹茶より5ランク上の抹茶を使った時である事もわかったので、それならばと、弊店はさらに2ランク上げ、使用量も通常より増やしています。
Q.インターネットは利用していますか?
A.簡単なお店紹介のページは持っています。メニューとお茶に関するうんちくを少々載せています。アドレスは http://www.iga-web.com/shop/murai.htm ですので、一度アクセスしてみてください。
Q.まちかど博物館にも登録されていますが?
A.「おじいさんの古いもの博物館」といって、変わり者だった祖父の集めていたものを陳列しています。少しでも多くの方に見てもらい、上野の文化、歴史、民俗に興味をもって頂ければと思ったのです。
Q.今後の展望は?
A.今はお茶屋以外のところで知られていますが、私は学生時代からお茶を習っていましたし、高校卒業後、宇治の製茶会社で10年間修行もしてきました。ですから、美味しいお茶の入れ方、飲み方を広めていきたいと思っていますし、割れた茶道具のための茶道塚もつくりたいと思っています。

村井元治(50)さん 上野市小玉町