社長インタビュー       

兜ト岡家具センターの米岡広美さん

『見続ければ夢は叶うものかも・・・』

Q.童話を出版することになったきっかけは?
A.昨年、文芸社が募集していた「母へのラブレター」に投稿しました。結果、最終選考で落選したのですが、しばらくして最終まで私の作品を推してくれていた方から「これだけの文が書けるのだから、他にも何か書いてあるものがあるのではないですか。あるのなら読ませていただけませんか」と電話があり、以前から趣味で書いていた童話を送ったのです。その後、審査会にかけられ、これを本にしませんかと打診されたのです。初めは本になるようなレベルではないからと断っていたのですが、出版社の方や自分の周りの強い薦めもあり、さらには子供の頃からの夢である童話作家になることが現実になるのだと思い、出版に同意したのです。
Q.出版費用は?
A.出版社から申し出があったとはいえ、全額出版社負担というわけにはいかず、初版一千部分に関しては折半です。ただ、書店への売り込みやチラシの印刷等は出版社がしてくれますし、文芸社が提携している全国三百社の書店の新刊コーナーに置いていただけるメリットがあります。
Q.7月に発刊される童話はどのような内容ですか?
A.童話の対象は基本的には子供ですが、大人が読んでもホッとするようなものを書いたつもりです。お母さんが子供に読み聞かせながら、お母さん自身の心も安らぐような、そんな童話に仕上げたつもりです。
Q.童話を書くようになったきっかけは何ですか?
A.私は子供の頃から体が弱く、外であまり遊べなかったので、いつも部屋で本ばかり読んでいました。その中で最も惹かれたのが童話でした。特に、小学校の教科書にも掲載されていた「ゴンぎつね」をお書きになった新美南吉先生の作品が好きで、いろいろ読んでいるうちに、文章を書くのが好きだったこともあり、小学校の高学年くらいから自分でも書くようになりました。それから現在まで、思いついた時に童話や詩、小説も書いたりしてきました。でもその根底にあるものは小学校5、6年生の時の担任をして下さった恩師の「心の目をいつも全開にして生きていきなさい」という教えであった気がします。
Q.現在、影響を受けている童話作家は誰ですか?
A.葉祥明先生です。作品自身も好きなのですが、葉先生の世界平和を考える姿勢に感銘を受けています。先生は、国際的な人権擁護団体であるアムネスティの活動もしており、作品の売上の一部を地雷撤去のために寄付していますし、「地雷ではなく花をください」という作品で地雷撲滅を訴えています。
Q.今後の展望は?
A.書家であり詩人でもある相田みつを先生の書に「育てたように子は育つ」というのがあります。子供は良きにつけ悪きにつけ、親の背中を見て育ちます。将来の世界を担うのは子供達です。綺麗事かもしれませんが、世界の子供達が優しさや思いやりを持った人間に育てば、いま起こっている戦争なんて起こらないはずです。子供に読んで聞かす童話も、親が与えるものの一つです。優しさや思いやりを持った子に育つような心温まる童話を書き、葉祥明先生のような世界に影響を与えられる作家になるのが私の夢です。

米岡広美(40)さん 上野市農人町在住