| 社長インタビュー |
『夢中組』代表、小川敏生さん
「子供達の未知の可能性を広げるために・・・」
―夢中組とは?
A 現在、2歳から年長までのクラスと、小学校1年生から3年生までのクラスに分け、知能開発・学習・体験学習・そろばんをやっています。それを夢中組流総合的教育と呼んでいます。また夢中組とは別に、1年半前から新たに自立型個別学習教室ネスコムを始めました。英・数・国・社・理を教えています。
―夢中組を始めたきっかけは?
A 22歳から26歳までの四年間は父の経営するそろばん塾を手伝っていました。そこて、そろばんの良さも理解し楽しくなってきた頃に、これから先のことを考えたのです。その時の流れから見て、今後はネット社会が中心になっていく事は間違いなく、パソコンは使うことが出来て当然で、それよりもその新しいソフトを創造できる人間が求められるはずだと思ったのです。だから、その創造力を掌る右脳を開発する必要があると思い、『右脳開発夢中組』というのを始めました。
―そろばんとの関連は?
A 以前から、そろばん式暗算は右脳を使っていて右脳を開発するには非常に良いものといわれてきました。その事が、『右脳開発夢中組』を始める1つのヒントになったように思います。
―他には?
A パズルであるとか工作であるとか、右脳に刺激を与えるといわれている指先を使うことをしています。脳は一般的に小学校3年生ぐらいの時に完成されるといわれており、それまでの頭の柔らかいうちに右脳を開発して、脳のしわを増やすことが大切だと考えています。それがいつのまにか体験学習にも発展して、山に行ったり、田植えや稲刈りなどもしています。アナログ的な学習をすることによって創造力を高め、デジタル社会に生かせるようにと不便なことをどんどんやって頭を柔らかくしようという発想です。
―嬉しかったことは?
A 以前の体験学習は、私の方で何をするか決めていましたが、今年は子供達から月ヶ瀬にいって虫取りや地元の竹細工名人に竹とんぼや竹馬の作り方を教わって遊ぶという企画を提案してくれました。これまで、そんな彼等の自主性を待ち望んでいたので、非常に嬉しかったです。
―自身の考え方に変化は?
A 最初は右脳、右脳と思っていたのですが、子供達と対話していくうちに、それだけではなく自分で考える力ややる気が大切だと思うようになってきました。ですから、今は右脳開発と共に子供達の自分で考える力を養いやる気さえあれば何でもできると思える自信をつけさせてあげたいです。そのためには、大人が子供達を認めてあげて、励ましてあげて、誉めてあげること、子供が出してきた答えを真剣に聞いてあげることが大切だと思います。
―今後の展望は?
A これからも、柔らかい脳の内に考える力と創造力を伸ばせる、ありとあらゆる方法を考えていきます。これからの時代、考える力を持った人間が生き残っていくと思いますから、アナログもデジタルもミックスした形の教育をしていくつもりです。元来、アナログ的な思考回路を持つ人間は、そのアナログ的な思考を育むことによって頭を柔らかくすることができると思います。IT時代だからといって子供にパソコンばかりを薦めていてもだめなのです。不便なことを体験して来た人達が、少しでも便利になる事を願い、新しいことを考え出したのだから、昔ながらの不便なことを、脳が完成される小学校3年生以前に体験させることは、必ずプラスに作用すると思います。ネスコムクラスにしても、夢中組のポリシーを忘れず、一方的に勉強を教え込むのではなく、まず先生と生徒の相談から始め、なにを勉強したいか選択肢を子供に与えます。そして、それを達成するにはどうしたら良いかというプロセスを考えさせます。それぞれ自分に合った勉強のやり方を見つけて、つくりあげていって欲しいのです。その方が、結果的に勉強を理解するのも早いのです。それが、将来的に見れば仕事にも繋がって行くと思います。夢中組は、そんな自立心を養う手段がたまたま学習塾という形を取っているだけなのです。
| 小川敏生さん 上野市西大手町出身 平成11年4月『夢中組』代表 |