社長インタビュー       

三重旅行サービス(株)の社長、神田勝己さん

「お客様に安心感を与えるような旅行を提供し続けたい!」

Q 旅行業のはしりと言われる所以は?
―日本交通公社(JTB)の創設者は高久じんのすけさんといって、上野市出身の方なのですが、その方と私の祖母が知り合いだったことから、戦後、祖母が旅行の参加者を募る仕事を始めたのです。古い田舎町ですし、当時は旅行をする人も少なく、他にこのような仕事をしている人はいませんでした。それが旅行業のはしりと言われる所以です。昭和42年から、私私は伊賀地方の学校を回りました。というのも、私が始めた頃は、社員旅行というのはまだ少なかったのですが、修学旅行は昔からあったからです。その後、高度経済成長に伴ない伊賀にも会社が増え出し、社員旅行が全国的に盛んになることによって、様々な会社の旅行を手掛けることができました。更に、高久さんを知っている人が上野市には沢山いたし、JTBの幹部クラスにも上野市出身の人がたくさんいて、その知り合いの人は旅行といえば、私に頼んでくれたのです。
Q 旅行業の難しいところは?
―旅行業は形の無い物を売るのですから、人の評価がも祖母の後を引き継ぐ形で、この世界に足を踏み入れたのです。
Q 当初より順調に進みましたか?
―祖母は、あくまで個人のお宅を回っていたのですが、すべてです。旅行から帰ってきて、お客さんから「よかったで」と言われなければなりません。そのためにも、社員には旅行知識を身につけさせることを考えています。といっても、世界中を見て周ることはできないので、JTBの講習会や研修会、商品説明会に社員をよく行かせています。また社員も、休みを利用して自分の旅行を兼ねて、勉強をして来ます。自分で行ったところは自信を持ってお客様にお薦めする事ができますから、社員には旅行を推奨しているのです。その時、社員には自分が泊まる以外のホテルも見て廻るようにと指導しています。なぜなら、私は旅行先で一番印象に残るのは宿泊先だと考えているからです。高い旅行でも、安い旅行でも、見るものは一緒ですから。それと社員には、お客様が旅行に行く前に旅行内容について、よくディスカッションするよう指導しています。、お客様に納得して旅行に行って頂く為には必要不可欠なことです。帰ってきてから怒られるのは嫌ですし、不満の残るような商品を提供するということは、お客様を裏切ることになります。お客様の中には、価格だけを見て内容をあまり見ない人もいますが、価格と内容は比例しますから、安い商品にも高い商品にも、当然、それなりの理由があるのです。とにかく、お客様の期待を裏切らないことを第一に考えています。
Q インターネットの普及の影響は?
―電話が普及した時もみんな電話で宿泊先を予約する様になるから、旅行業は衰退すると言われましたが、そんなことはありませんでした。インターネットにはとても詳しい情報が載っていますが、一方通行で人と人との触れ合い、暖かみがありません。カウンターでの会話の中からの社員自身の体験談などのプラスアルファもありません。結局は、そういう暖かみを人は求めると思うのです。ですから、そんなに心配していません
。Q 郊外型大型店への出店の理由はなんですか?
―本店は丸の内にあるのですが、生活圏が街中から郊外に移った以上、その生活圏に営業所があった方が便利です。仕事が終わってからや、休日に利用して頂けるメリットがあります。
Q 今後の展望は?
―景気に左右される心配はありますが、長年、ご愛顧頂いているお客さんの信頼を裏切らず、末永く利用して頂ける事を第一に営業していこうと思っています。同じお客様に何度も利用して頂けるということは、それだけで宣伝になります。これからも、奢らず堅実にやっていきたいと思います。

神田勝己さん 阿山郡大山田村上阿波出身 昭和49年三重旅行サービス椛n設、社長就任。